「京の名工」に選出される
京都府は熟練した手仕事の伝統技術を持つ2011年度の「京の名工」(府伝統産業優秀技術者)の20人を決め、29日に上京区の府公舎で表彰しました。
当組合から「箔押し」の部門で株式会社鳥原商店の鳥原雄治(61)さんが選ばれました。
平成10年の山下幸造氏以来13年ぶりの受賞となります。
以下京都新聞の紹介文です。
「平箔製造に卓越した技術をもつ。下地漆の塗りの厚さや回数を変えて自由自在に金の艶を出し、均一にしあげる。漆の乾燥状態を判断し、最適なタイミングで箔押しができる。」
作業風景の一部を紹介します。
コマ箔本金錆用 押し漆を引いた後 コマ箔本金光用
押し漆をヘラで引く 本金箔を押すところ 本金箔を押すところ
(下地の漆の引き方で本金箔の光沢の差を作ります。)
色漆(朱色)を練って 朱漆と押し漆を混ぜて 色漆を引いたところへ
いるところ いるところ 金砂子を振る(蒔く)
本銀箔を押しているところ
(紛い箔)
(銀箔のまま製品に仕上げる場合と、表面に色を施して金箔に仕上げる場合がある。)